1.重症成人における栄養療法と臨床転帰——欧州多国籍前向き観察コホート研究(EuroPN)。

摘要

目的:滞在期間5日以кのICU人室患者を対象に,ICU人室後15日までの栄養療法について調査し,カロリーおよびタンパク質の摂取量と侵襲的人工呼吸(JMV)離脱までの時間?および90日生存時間との関連を評価する。方法：Patients :ー採択基準:? 18?95歳でBMI 18.5?45kg/m~2の重症成人患者?51(間以上のICU人室ー除外基準:熱傷,機能評価を妨げるような慢性疾患(神経筋,精神?神経)，ICU人室前の在宅栄養サポー卜または慢性機械的人工呼吸器装着,緩和ケアなどOutcome :ー主要評価項目:ICU退,死亡.またはICU滞在最長15日目までの欧州臨床栄養代謝学会(ESPEN)目標値からの逸脱率として計算されたカロリーおよびタンパク質バランスの中央値ー副次的評価項目:IMV離脱までの時間,挿管中の死亡,90日生存期間Type of Study Design :欧州多国籍,前向き観察コホー卜研究結果：本研究は,欧州11力国の77施設が参加し1,213名が登録され,最終的に1.172名が解析された。死亡率は15日までが8%, 90日までが24%だった。ICU在室日数の中央値は10.0日(第1四分位数7.0 :第3四分位数16)で, 74%の患者でIMV離脱が可能だった。1 ［集中治療］重症成人における栄養療法と臨床転帰——欧州多国籍前向き観察コホート研究(EuroPN)..中薗健一2 ［集中治療］経カテーテル的大動脈弁置換術後における心房細動に対するエドキサバンとビタミンК拮抗薬の比較 鈴木俊一郎3 ［腎疾患］日本の腎臓内科領域における診療ガイドライン参加者の利益相反評価...............鈴木大介4 ［精神科疾患］レンボレキサントとアルコールの併用による薬力学的,薬物動態学的,および安全性の影響——プラセボ対貝負クロスオーバ、ーランダムイ匕］:匕較試験......................桑原秀徳5 ［が ん］治療歴のあるHER2低発現の進行乳がんに対するトラスツズマブデルクステカン療法......................................Lisa Holle,馬場楓,鈴木真也6 ［感染症］女性の発熱を認める大腸菌性尿路感染症に対する静脈内投与による経験的治療後の，経口薬への切り替えв寺のホスホマイシンとシプロフロキサシンの比較...................小杉卓大7 ［総 論］薬物-薬物相互作用警告の特異性を改善する——それは可能か?...........木村友絵，木村利美