ボルドーの水鏡

摘要

水鏡は、ボルドーの左岸側にあるプロジェク卜の焦点であり、1730年にジャック?アンジュ?ガブリエルがファサードのデザインを手がけた壮大なプルス(証券取引所)広場に面している。プロジェクトの基本原則は、河岸を植栽し庭園を造成するで植物のあふれる場所とし、都市のこの部分に快適さと光と影の戯れをもたらすことであった。河岸は夏になると灼熱の太陽にざらされ、とりわけ証券取引所の前は焦げつくような暑さであった。とはいえ「月の港」ボルドーの中心地にある歴史的建造物のプルス広場の目の前に、他の河岸のように背の高い木々を植えることは不可能であつた。修復を行うち、遗産保存を担当した建築家たちによって、広場前に半分地下に埋まり約80cmだけ盛りあがった格納庫があることが判明した。こうしてプログラムに、この施設を使用するための改修が含まれることとなつた。