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ジャーナルクラブの広場:1.バスキュラーアクセス穿刺時の疼痛軽減における音楽の効果:クロスオーバー無作為化比較試験

机译:ジャーナルクラブの広場:1.バスキュラーアクセス穿刺時の疼痛軽減における音楽の効果:クロスオーバー無作為化比較試験

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摘要

目的:血液透析を受ける慢性腎臓病患者にとって,バスキュラーアクセスへの穿刺時の痛みは大きな問題である。音楽を聴くことによってこれらの患者の穿刺時の痛みを軽減できるかどうか検討した。方法:血液透析のバスキュラーアクセスへの穿刺時に痛みを訴えた患者121名を対象に多施設共同,単盲検,クロスオーバー,無作為化試験を実施した。参加基準は,年齢20歳以上,血液透析歴6カ月以上,週3回の外来透析,週単位でバスキュラーアクセスへの穿刺時に痛みを経験した患者を特定する予備アンケートで穿刺時の痛みを報告することであった。穿刺時に「2台のピアノのためのソナタニ長調K.448」を聴く被験者と,対照としてホワイトノイズを聴く被験者を比較検討した。介入とデータ収集は週3回,合計12回の透析時に行われた。第1週と第3週(ウォッシュアウト期間)は「無音」期間とし,音の出ないヘッドフォンを装着した。早期群では,第2週を音楽聴取期間(音楽期間),第4週をホワイトノイズ聴取期間(ホワイトノイズ期間)とし,後期群ではその逆とした。無音期間では,穿刺前の8分間は音を流さないヘッドフォンを装着した状態でバスキュラーアクセスへの穿刺を行った。音楽期間では,穿刺前の8分前からヘッドフォンで音楽を聴きながら穿刺を受けた。使用した音楽は,複数の音楽療法研究で検証された「モーツァルト効果」が知られているモーツァルトの「2台のピアノのためのソナタニ長調K.448」である。主要評価項目は,参加者が独自に評価した穿刺時痛のVisual Analog Scale (VAS)とした。副次的評価項目として穿刺直前の不安を表すVAS不安得点,状態不安を表す State-Trait Anxiety Inventory (STAl) Y-1 score,心身のストレスマーカーである血圧と唾液アミラーゼ濃度の術前?術後の変化も測定された。結果:主要な解析は修正intention-to-treat原則に基づき行われた。ベースラインのVASの中央値は24.7mm(四分位範囲16.5-42.3)であった。無音から音楽までのVASの変化の中央値は-2.7mm(四分位範囲-9.2-3.6),無音からホワイトノイズまでの変化は-0.3mm(四分位範囲-5.8-4.5)であった。視覚的アナログスケールの疼痛スコアは,ホワイトノイズと比較して音楽を聴いたときに減少した。(調整後差:-12%, 95% CI -21~-2, p=0.02).副次的アウトカムである不安,血圧,唾液アミラーゼによるストレス評価には有意差はなかった。介入に関連する有害事象は報告されなかった。結論:音楽を聴くことで血液透析患者の穿刺時痛が軽減されたが,不安,血圧,ストレスマーカーには有意な効果は認められなかった。

著录项

  • 来源
    《薬事月刊》 |2022年第15期|179-180|共2页
  • 作者

    鈴木大介;

  • 作者单位

    JA愛知厚生連江南厚生病院薬剤部;

  • 收录信息
  • 原文格式 PDF
  • 正文语种 日语
  • 中图分类 药学;
  • 关键词

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