大詰めを迎えたクラフト紙の値上げ

摘要

両更クラフト紙の値上げが大詰めを迎えている。 メーカー各社は不採算を理由に、年明けの1月から個々にアナウンスを開始。 2～3月を助走期間として、4月からの値上げ実現を目標に取り組んできた。 すでに値上げを受け入れた製袋コンバータもあるが、5月にズレ込んだ先も少なくなく、各社は「ここが正念場」と捉えている。クラフト紙の値上げは01年以来3年ぶり。 ただし前回はその1年半前からアナウンスと価格交渉を続けてきたが、折からの不況もあって中途半端なレベルにとどまり、メーカーによれば「終結宣言をせざるを得なかった」という。