緊急避妊薬やコロナワクチンに関する出題も 第107回薬剤師国試,社会情勢を意識第107回薬剤師国家試験

摘要

2月19, 20の両日に実施された第107回薬剤師国家試 験では，新型コロナウィルス感染症のほか,緊急避妊薬 の取り扱いを含む薬剤師の役割として関心が高まってい るテーマなど社会情勢を意識した設問が相次いだ。緊急避妊薬に関する設問では，24歳女性が病院の婦 人科を受診後，レボノルゲストレル錠1.5mgの処方箋を 持参して来局したという設定。この患者への薬剤師の説明として適切な選択肢を選ばせたほか，保険外診療の処 方箋に記載が必要な情報を答えるよう求めた。性感染症 に関しては，感染リスクの低減策やAIDSの患者数の正 しい選択肢を選ばせた。