木質バイオマス発電·熱利用の現状と展望

摘要

バイオマスは、日本でも世界でも最も多く使われている再生可能エネルギーであり、持続可能な社会構築において非常に重要な役割を果たすと予想される。本稿では、バイオマス利用、特に木質バイオマスの現状と展望について紹介する。再生可能エネルギー固定価格買取制度（FIT）は、太陽光、風力、バイオマスなどの再生可能エネルギー発電の促進を目的に2012年に開始された。FIT制度には当初よりさまざまな問題があり、何度か改定され、2022年よりフィード·イン·タリフ（FIP）制度に移行されたが、まだまだ課題が多いのが実情である。