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特集1にあたって:緊急呼び出しで焦らないためにABCDから考える緊急?急変時の薬の使い方

机译:特集1にあたって:緊急呼び出しで焦らないためにABCDから考える緊急?急変時の薬の使い方

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摘要

院内急変は,重症患者の治療を行っているICUや救命センターではなく一般病棟にて発生することが多い。薬剤師が病棟にあたりまえに常駐する現在では,患者の急変に遭遇する機会も珍しくない。その際,医師や看護師が慌ただしく対応している現場を横目に「薬剤師にできることなんてない」とその場を通り過ぎた経験はないだろうか?本特集を企画した筆者も緊急?急変時の対応に関する知識がなかったころは,急変現場から足早に離れたことがあったが,そのときの無力感はいまでも忘れない。それから,いくばくかの時間が過ぎ,さまざまな急変現場で場数を踏み,院内急変時においては病態に応じて迅速かつ的確な処置や検査の実施,薬物の投与が重要であることから,薬剤師の関与は必須であると筆者は確信している。現在,院内にて急変患者が発生した場合の対応として,緊急時に手があいている医療スタッフが参集するスタットコールや心肺停止のような重大な合併症を未然に防ぐために,患者の病状悪化をできる限り早期に発見し,適切な介入を行うRapid Response System (RRS)が整備されている。令和4年度診療報酬改定で新設された急性期充実体制加算では,RRSの構築があげられており,医療安全の観点からも急変対応はますます大切となっている。実際に薬剤師が,急変時にスムーズに医療チームに参画するには,ABCD〔A (Airway :気道),В (Breathing :呼吸), C (Circulation :循環),D (Dysfunction of CNS :意識)〕のアプローチを迅速に行い,それぞれに使用される基本薬の特徴や注意点を理解しておくことが重要となる。ただ,その理解は臨床経験が少ない場合は難解に感じるとともに薬剤師向けに解説された参考書も少ない。そこで本特集では,総論としてABCDアプローチやRRSでの薬剤師の活動を紹介し,各論では病棟でよく遭遇する急変の症候とそれに対応するための薬剤について,使用目的や注意点など,基本的なところを解説している。本特集を熟読することで薬剤師が急変に駆けつけられるようになるための一歩を後押しし,緊急時に焦らないで対処できる知識を身につけてほしいと願っている。

著录项

  • 来源
    《薬事月刊》 |2022年第15期|15-15|共1页
  • 作者

    今井徹;

  • 作者单位

    日本大学医学部附属板橋病院薬剤部;

  • 收录信息
  • 原文格式 PDF
  • 正文语种 日语
  • 中图分类 药学;
  • 关键词

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