首页> 外文期刊>水環境学会誌 >2021年度(公社)日本水環境学会論文奨励賞(廣瀬賞)受賞者
【24h】

2021年度(公社)日本水環境学会論文奨励賞(廣瀬賞)受賞者

机译:2021年度(公社)日本水環境学会論文奨励賞(廣瀬賞)受賞者

获取原文
获取原文并翻译 | 示例
       

摘要

本論文は,鉱山廃水の河川流入が水域生態系に及ぼす影響について,休廃止鉱山の下流河川において野外調査を行つた研究成果をまとめたものである。坑廃水流人河川および対照地点において,流量および22項目にわたる網羅的な水質調査を実施し,それらの流程変化を明らかにしている。同時に,底生動物および付着藻類を対象とした生物調査により,それぞれの種数と個体数/細胞数を把握し,流量や水質の流程変化との関係を解析した結果.底生動物群集については坑廃水の影響を大きく受けて個体数·種数ともに減少すること.また従来から金属濃度が高い地点で出現することが報告されているュスリカ科.ナガレトビケラ科,コカゲロウ科といった特定の分類群が優占したことを確認している。一方,付着藻類群集については坑廃水の影響を受けて種数は減少するものの,金属に対する感受性の低い珪藻類のAchnanthidium minutissimumと緑藻類ョッメモ目の細胞数はむしろ増加したことが観察されている。このように,異なる生物グループ間で影響が異なること,またその原因としては亜鉛をはじめとする金属の河川流入に加えて,底生動物-付着藻類の捕食連鎖が影響している可能性を指摘している。さらに,亜鉛を対象とした負荷量解析を行った結果,坑口からの亜鉛寄与率は多くても50%程度と対象休廃止鉱山からの汚染負荷の実態も解明している。以上より,本論文は従来から実施されてきた放流口における金属類濃度の測定による水質管理に加えて,放流河川において異なる生物グループを対象とした水生生物調査を行うことにより,より包括的かつ実態に即した生態影響評価が可能になることを明らかにしている。本論文の知見は,今後の休廃止鉱山からの抗廃水管理の見直しに資するのみならず,汚染物質による生物影響評価分野の今後の研究進展にも貢献すると期待されるため,論文奨励賞(廣瀬賞)を授与するにふさわしいものである。

著录项

  • 来源
    《水環境学会誌》 |2022年第9期|a7-a8|共2页
  • 作者

  • 作者单位
  • 收录信息
  • 原文格式 PDF
  • 正文语种 日语
  • 中图分类
  • 关键词

获取原文

客服邮箱:kefu@zhangqiaokeyan.com

京公网安备:11010802029741号 ICP备案号:京ICP备15016152号-6 六维联合信息科技 (北京) 有限公司©版权所有
  • 客服微信

  • 服务号