POPs条約と環境モニタリング

摘要

POPs条約(残留性有機汚染物質(Persistent Organic Pollutants,POPs)に関するストックホルム条約1.2))は，環境中での残留性が高いPCB,DDT,ダイォキシン等のPOPsについて，国際的に協調してその廃絶，削減等を行う必要があるとして2001年5月に「残留性有機汚染物質に開するストックホルム条約」が採択された条約である。2004年5月17日に50カ国の締結により条約が発効し，現時点でほ2カ国および欧州連合(EU)が署名し，わが国を含む182カ国およびEU力?締約闰となっている。この条約では，POPsとして，現在は図1に記載の物質や物質群を指定して一連の措置を規定し，各国が国内施策を講ずることになる。