シールド掘削発生土の広域利用と高速施工に向けた取組み

摘要

横浜北西線（以下，北西線）は，東名高速道路（横浜青葉JCT)と第三京浜道路（横浜港北JCT)を結ぶ，延長約7.1km(トンネル区間約4.1km)の自動車専用道路である。北西線のシールドトンネル工事（約3.9km)は，事業全体の進渉を左右することから，首都高速道路㈱（以下，首都高㈱）と協力し，安定的な掘進と工期短縮に取り組むため，青葉行を横浜市が発注し（施工者：安藤ハザマJV),港北行は首都高㈱が横浜市から受託し（施工者：大成JV),工事を進めた。本稿は，早期完成に向けたシールド掘削発生土の広域利用と高速施工に向けた取組みについて述べるものである。