錠前の歴史と鉄道信号錠

摘要

信号器材は、戦後まもない時代の中で、「日本の復興は鉄道の再建から」という国状の使命のもと、鉄道信号保安装置部品の専門生産工場として設立され、レール絶縁、レールボンド、信号錠の開発、製造、販売などを担っている。(1)錠前の歴史は古く世界で最も古い鍵は、紀元前2000年頃に人が何か財産を持つようになった時から、それが鍵という形をとったものが始まりである。紀元前750～30年頃のローマ時代には鉄製、青銅製の錠が考え出されたとみられ、鍵を錠の正面に差し込んで回すタイプで、これにより錠前の信頼性は飛躍的に向上した。