原子力なんでもQ＆A 110 横須賀と原子力

摘要

小泉元総理大臣が、原子力発電所は要らないと活動をされていますが、地元の横須賀市は原子力とつながりが極めて強い街です。日本の原子力関連施設がある地域には、万一の原子力事故が発生した時の対策を進めるために、国のオフサイトセンターが設置されています。例えば、原子力関連施設が多く立地している東海村の周辺には、ひたちなか市にオフサイトセンターがあります。万一の事故時には、オフサイトセンターが中心となって、国や地元自治体と協力しながら事故対策に当たります。福島第一原子力発電所事故時にも、大熊町にあったオフサイトセンターが活躍しましたが、避難対象区域内にあったことから、比較的早期に使われなくなりました。現在は解体されてしまいましたが、解体前に学生を連れて、大熊町のオフサイトセンターに何回か行く機会がありました。立ち入り制限区域内にあるため、大熊町の許可を取り、原子力規制庁の皆様にもご協力いただいて訪問しました。