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朝鮮半島にも残る「縄文遺伝子」——古代ゲノム研究からみた朝鮮半島の古代人

机译:朝鮮半島にも残る「縄文遺伝子」——古代ゲノム研究からみた朝鮮半島の古代人

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摘要

日本列島の人類集団の成立については,1991年に埴原和郎が提唱した二重構造説によって大枠が説明される。この説では,弥生時代に大陸から朝鮮半島経由で北部九州に大量の渡来人が渡来し,東南アジア起源である在地の縄文人と混血をすることで現代の日本列島人が成立した,と説明している。現代の日本列島人は狩猟採集民である縄文人の遺伝子を受け継いでおり,この学説では北のアイヌと南の琉球列島の人々は縄文人の特徴を多く残すとしている。この二重構造説は骨の形態学的な解析にもとづいた学説だが,最近ではDNA解析からもその妥当性が検証されており,この学説を支持する結果が基本的には得られている。2006年には次世代シークェンサー(NGS)がDNA研究に導入され,32億塩基対という膨大な遺伝情報をもつ核ゲノムを対象とした研究も広く行われるようになっている。さらに2010年にはNGSによって古人骨から抽出したDNAの解析,いわゆる古代ゲノム研究が可能になり,現在では日本列島の古代人に関しても多くのゲノムが報告されている(例えば文献1~4)。それによってまず,縄文人のゲノムが現代のアイヌ,本土日本人,琉球列島集団のゲノムのおよそ7割,1割,3割ほどをそれぞれ構成していることが明らかとなった。また,縄文時代人の系統が東ユーラシア集団の中でも系統的に古く,後期旧石器時代に大陸の集団から分岐したことも明らかとなり,縄文人の起源が日本列島の後期旧石器時代人まで遡ることが明らかにされた。我々はそのような縄文人の系統を,「東ユーラシア基層集団」と捉えている(本特集篠田論文の注参照)。では,このような基層集団の遺伝要素は現在の日本列島人にしか残されていないのだろうか。

著录项

  • 来源
    《科学 》 |2022年第2期| 138-143| 共6页
  • 作者

    神澤秀明;

  • 作者单位

    国立科学博物館·人類研究部;

  • 收录信息
  • 原文格式 PDF
  • 正文语种 日语
  • 中图分类
  • 关键词

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