汎用技術を用いた「見える化」の取組みについて

摘要

鉄道技術係員は、鉄道業の使命である「安全の確保」の完遂に向けて日々努力をしている。低コストで安全に対して質の高い保守管理の実現を目標に、新しい技術による汎用機器を活用して、見ることが困難であった機械や電気設備の状態を可視化することで、これまで行ってきた保守作業の省力化、効率化、安全作業の確保を図るとともに、インフラ設備の保全性向上が期待できる。本稿では汎用技術を用いた「見える化」について、設備保全性の向上と保守作業の効率化·省力化といった大きく2つの観点から、当社におけるさまざまな取組み内容を紹介する。