「第4回国連水と災害に関する特別会合」及び「第13回水と災害ハイレベル?パネル（HELP)」開催報告

摘要

近年、世界的に洪水、暴風雨、高潮等の水関連災害の被害が増加している。今後、気候変動や都市化等の変化により、水関連災害のリスクが更に増加していくことが懸念されている。そのような状況下で、国際社会が一体となって、災害リスクの軽減を進めていく必要性が認識されるようになり、仙台防災枠組、持続可能な開発目標(SDGs)、気候変動に関するパリ協定等の国際合意文書において、防災の強化が位置づけられている。とりわけ、水関連の極端現象への総合的な対処は、持続可能な開発目標の達成や気候変動への適応の取組の進展において重要な位置を占めるものである。