高レベル放射性廃棄物処分地選定－文献調査が初めて開始

摘要

さる二〇二〇年一〇月九日、北海道寿都町が高レベル放射性廃棄物（HLW：High-Level radioactive Waste）処分場候補地選定のため原子力発電環境整備機構（NUMO）が公募していた文献調査に応募した。また北海道神恵内村に対しても同日、経済産業省が文献調査受け入れの申し入れを行い、村長がこれに同意を表明した。一一月二日にはNUMOが経済産業大臣に対して、これら二町村で文献調査を開始することを含む事業計画の変更認可を申請し（これが事実上、文献調査の実施申請に当たる）、同一七日に大臣がこれを認可し、文献調査の実施が正式に決定した。