銘柄切替作業の見直しによるロス削減

摘要

大分県の大分石油化学コンビナート内にある日本エラストマー（株）大分工場は旭化成のグループ会社であり、主に自動車用の低燃費タイヤ向け合成ゴムを製造している。旭化成グループでは川崎製造所合成ゴム製造部（1964年操業）と大分工場（1972年操業）において合成ゴムを製造しているが、市場の旺盛な伸びに対応するため、2013年よりシンガポールの旭化成シンセティックラバーシンガポールにおいても低燃費タイヤ用の合成ゴム製造を開始した（図表－1）。現在、大分工場は、高稼働にて生産を継続しており、さらに生産機会を増加させ、事業に貢献することを目標に、現場の改善による「銘柄切替作業の見直しによるロス削減」に挑戦している。今回は、その事例を紹介する。