育種価を活用した種豚改碧

摘要

一般社団法人日本養豚協会（当時は、社団法人日本種豚登録協会）では、1994年から豚 の遺伝的能力評価の実用化に向けた検討を 開始しました。当時、わが国では産肉形質の選 抜は各県の試験場等で行う後代検定や直接 検定の集合検定が主流でしたが、各県では閉 鎖群育種による系統造成が盛んに行われてい た時期でもあり、豚のさまざまな疾病の侵入を 防ぐ観点から民間ブリーダーの産肉検定の受 け入れが困難な状況となっていました。