国際オゾン協会支部シンポジウム（バルセロナ）の報告

摘要

“オゾンと関連する酸化剤応用のための科学と工業の進歩”と題した国際オゾン協会支部（EA3G，ヨーロッパーアフリカーアジアーオーストラリアグループ）シンポジウムが，スペイン，バルセロナで2004年3月10～12日に開催された。 発表はBarcelo Hotel Santsの2階において，「環境保護」，「製造業における適用条件」，「公衆衛生」．および「食品工場への応用」の4セッションが順次実施された。 各セッションでの基調講演に対して．5分間発表やポスター発表が多く加えられ，幅広いテーマで議論された。 発表件数は52件，参加は世界25カ国から，企業．大学．官庁関係者など，約90名であった。 今回初の試みとして5分間発表を取り入れ，大学からの研究者も含め多くの参加者が集まるように工夫されていた。 以下．基調講演の内容を，2回に分けて報告する。