おいしさの科学:おいしさは、味、匂い、テクスチャーなどを統合した優れた日本人の食の感性

摘要

「おいしレゝ」はdeliciousでもtastyでもい い尽くせない言葉である。Oishisaとして世 界語にしたいものである。万葉集に次の歌があるわが日本人は、食にする菜や、草まで歌に するという感性を持っており、このこと力;、 現代における食への感性の豊かさにつながつ ているのである。アフリカで誕生し、二足歩行を獲得した人 類は、密林から、サバンナへ第一歩を踏み出 し、食材を求めて世界へ広がっていった。現 代まで、多様な人類種が生まれ、時により共 存したが最後に、ネアンデルタール人に優 越した、ホモサピエンスが生き残り、われわ れへと続いている。