科学者と戦争

摘要

科学者と戦争といえば，戦争の技術を進展させる基になる役割が目立ちます．科学自体は悪くないと言ってみてち，その役割が否定できるわけではありません．そちそち戦争を止めたりなくしたりすることは本当に難しいものです．科学者が，その持てる力を戦争をなくす方向に発揮するにはどうしたらよいのでしょうか．藤永氏は，1980年代に本誌で「かえで通信」を連載され，原爆開発やアメリカという国のありようなどをヒューマニティーあふれる文章で論じてくださいました．他にご専門外では，『アメリカ#12539;インディアン悲史』『ロバート#12539;オッペンハイマー：愚者としての科学者』（共に朝日選書）などの著書ちあります．