アスファルトフィニッシャの自動制御

摘要

アスファルトフィニッシャにおけるMC（Machine Control）の歴史は古く，住友建機株式会社では40年以上前から2D-MCに対応した機械を生産している。本報では，アスファルトフィニッシャのMCについて現在どのような技術が用いられているか，そして今後，住友建機としてどのように対応していくかについて述べる。アスファルトフィニッシャにおける2D-MCとは，AGC（Auto Grade Control）装置と呼ばれるもので，基準との距離をスクリードもしくはスクリードアームに取り付けられたセンサで測定し，舗装厚を変化させるレベリングシリンダに指令を出してスクリードの高さが一定になるように舗装厚を調整するシステムのことである（図1）。