身の回りに見つけるメカトロ雑学 第96回 水に浮く氷と射出成形サービスの判定

摘要

氷は水に浮きます。流氷·氷山の場合は海水の密度の影響などもありますが、川には氷が流れますし、なによりコップの水に浮いています。液体の密度よりも固体の密度が小さい、言い換えれば、固体になるときに膨れますので、凍ることで水道管などが破損するという冬場のトラブルにつながります。当たり前のようですが、これは物質としては特殊な事例で、異常液体と呼ばれるようです（他にはビスマスなど）。一般には逆に、固体の密度が高く、凝固すると体積が小さくなります。温度が下がっても収縮します。関連して、ふと、しばらく前に何度かお世話になった射出成形サービスのことを思い出しました。