集まるつながる広がる若手研究者のバトン第20回運動器領域の看護実践へのこだわり東北という地へのこだわり

摘要

若手研究者は，今日も看護の未来に向けて疾走中。ここはそんな同じ目標を抱く者同士が，ぶらつと立ち寄り語り合う場所。誌面をフイールドに，思いをバトンに乗せて語り継いでいきます。橫田慎一郎さん（東京大学医学部）からバトンを受け取りました齋藤貴子です。この若手研究者のパトン，東北からは初登場なのだそうです。私は日本赤十字秋田看護大学で成人看護学の看護教員をしておリます。秋田といえば「泣ぐごはいねぇがあ～」のなまはげや，きりたんぼ，乳頭温泉が思い浮かばれるでしょうか。2020年3月に首都大学東京（現東京都立大学）人間健康科学研究科の博士後期課程を修了しました。教員経験はもうすぐ20年になり，生物学的年齢では若手ではないのですが，博士後期課程を終えたばかリということでバトンを受け取りました。 Covid-19の感染拡大もあり自分の研究が現在ちょっとストップしている状況ですが，本稿をきっかけに，研究を進めていかねばと触発されました。私の研究者としての特徴は，「運動器領域の看護実践」を「現象学」を足がかりに研究していることにあり，「東北」に住み続けながら仕事を辞めることな〈「社会人の院生」をやりきったということにあるでしょうか。