今後のバイオ産業政策の在り方について(論点整理)「ゲノム編集技術」が創るバイ才経済（Bioeconomy)の未来

摘要

我々の生活は、様々な形で生物から恩恵を受けている。農林水産物のように、直接、生物を食料として使うもの、杭がん剤や抗生物質などの医薬品、酒?みそ?醤油のような発酵飲料や発酵食品、洗濯洗剤に入っている酵素、バイオ原料から作られるバイオプラスチック、下水処理場などの環境浄化（最近では登山に行くと「バイオトイレ」がある）、バイオマス発電などのエネルギー利用など多岐にわたる。