最新トレンドを探る(13)：クラ初の2ペダル·セミATを搭載したいすゞフォワード－自社開発セミAT「スムーサー·F」がクラッチ整備費用低減と疲労低減メリットを訴求

摘要

いすゞ自動車は2月18日、中型トラック·フォワードの02年モデルとして積載量4トンクラスにクラッチペダルレスのオートクラッチ機構付トランスミッション「スムーサー·F」搭載車を設定した。 さきごろ大型トラクタ用16段機械式AT「スムーサー·G」を発表したばかりの同社だが、両者の機構は全く異なり、前者がエンジンとの統合制御を積極的に活用しながら新規開発多段ミッションと機械式クラッチを自動制御するフルATであるのに対し、今回のスムーサー·Fは統合制御なしにクラッチ部分のみ自動制御化を図ったもの。従来のミッションを利用しながらクリープトルクが存在する2ペダルという機能は画期的で、イージードライブを低コストで実現。 メンテナンスコストの低減効果も大きいことからクラッチ摩耗が深刻なレンタカー業界などを軸に迅速な普及が期待され、商用車用機械式AT全体の注目度も高まりそうだ。 同社藤沢工場で搭載車両に試乗し、パワートレイン第一開発室駆動設計部部長安西毅芳、同部駆動実験課指導職岸郷史、マーケティング室商品·架装企画部指導職吉田将剛の各氏に話をお伺いした。