左右相称的で扁平な葉がつくられる分子メカニズムを探る

摘要

葉は植物の地上部における主要な器官であり、光合成や蒸散など生育に重要な役割を担っている。 さらにその形態は種によって様々であるため、古くから形態学的な研究が行われてきた。 葉の形は種によって様々ではあるが、その基本的な構造は進化の過程で保存されてきた。 葉は茎頂メリステムと呼ばれる分裂組織から側性器官として発生し、扁平で裏表があり、左右相称的に形成される（図1、図4A）。