米国血液学会2021報告

摘要

第63回米国血液学会(ASH)年次総会が，昨年 12月11日から4日間，米国ジョージァ州ァトラ ンタGeorgia World Congress Centerとオンライ ンのハイブリツド形式で開催された.COVID-19 の影響で一昨年は完全なオンライン開催であつ たが，今回はハイプリッドとなり，少しではある が現場の雰囲気を感じることができる学会となつ た.現地では参加者の交流を促すため，感染対 策をきちんと行いながらウエルカムレセプション やオビニォンリ一ダーを囲む少人数セッシヨンな どが企画された.このASH年次総会は世界で最 も包括的な血液学会で，毎年，世界中から2万人 以上の専門家が集うきわめて重要な会である. 本邦の血液内科医や血液学研究者にとっても，こ のASHで発表することは目標の一つであり，研 究での苦労を達成感へと昇華できる特別なィべ ントである.また，だだつ広いボスタ一会場で， ビール片手に不味いプレッツェルを食べながらポ スターをみて歩き，発表者と意見交換するのも貴 重で至福のひとときである.しかし，今年もこの コロナ禍のためWEB参加となり意見交換が十分 にできないのは非常に残念であつたが，参加費に より決まった期間でのコンテンッが繰り返し視聴 できるといった良い面もあった（期間が長くなる とかなりの高額であったが）.