光ファイバ非線形性を用いた光信号処理

摘要

高繰り返し数の小型ピコ秒・フェムト秒パルス光源、非線形パルス整形を用いた波長変換器及び光ファイバの非線形効果を利用した超高速パルス・リタイマを実証した。 筆者は、繰り返し数が40GHzのピコ秒パルスを、共振器長を短くするためにフォトニック結晶ファイバを用いたレーザによって生成した。 また、モード同期レーザパルスのソリトン自己周波数シフトを12.6m長のフォトニック結晶ファイバにおいて利用し、90nmにわたって波長可能な10GHzフェムト秒ソリトンを発生させた。 さらに偏波保存ファイバを用いて、非線形ファイバ中直交偏波制御パルスによって信号パルスのリタイミングが実現される点を最後に実証する。