早稲田大学創造理工学部環境資源工学科環境安全工学研究室

摘要

私が大学生の頃、早稲田大学理工学部はひとつの学部でしたが、2007年4月から基幹理工、創造理工、先進理工の3学部に分かれました。そのうち創造理工学部に属する環境資源工学科は、1909年設置の採鉱科に始まる、早稲田大学の理工系学科では機械科、電気科に次いで古い学科です。現在では地球·環境·資源をキーワードとして、資源循環型社会の構築と地域·地球規模での環境保全を視野に入れた教育·研究を展開しています。本研究室（環境安全工学研究室）は、2015年度まで名古屋俊士教授（現名誉教授）が主宰され、さらにその前身は故房村信雄先生の安全工学研究室でした。房村先生は鉱山保安を中心に数々の研究業績を積まれ、名古屋先生は鉱山に限らない作業環境の測定や管理などの研究に輝かしい足跡を残されました。私の研究室はその研究分野と設備を引き継ぎ、2016年4月に発足しました。