天才ゴードン·マレーの画期的スーパーカー「T·50」解析·最新版 後編：コスワース製4lV12エンジンの分析（3）

摘要

ゴードン·マレー·オートモティブ（GMA）が製作を発表した車重1tのスーパーカーT·50の分析、通算5回目です。自動車メーカーの現役エンジン設計者とシヤシ設計者のチームのバックアップを得て分析しています。前回はまずエンジンのコンセプトの分析でした。ざっとおさらいすると、T·50がいまどき672psしか出していないのは、1000馬力などという超大馬力は400km／h以上の最高速や350km／h以上の追い越し加速など、サーキットですら使えないような過剰性能であるだけでなく、エンジン本体、変速機、駆動系、冷却系、燃料タンク容量などを巨大化してクルマを大きく重くする諸悪の根源。また加速もトラクションで決まるのだからこんな馬力いらない。トラクション効率100%でμ=1.2という最高長上の条件で計算しても0→100km／h加速の物理的限界は2.36秒で、どれほど馬力をあげてもこれを超えることはできない。マレーはこういうことを知っているからこそ、くだらない馬力競争に参加せず、馬力を絞ることでエンジンもクルマも小型·軽量化した。そうすれば加速性能だけでなく、ブレーキング、コーナリング、乗り心地、燃費も自動的に向上するからです。エンジニアが自分で造るクルマだから、金儲けしか考えてない経営者とは思考レベルがまったく違う。