コロナ禍における新人看護職員のソーシャルサポート-集合研修?キャリアカウンセリングを活用したメンタルフォロ-

摘要

北里大学病院（以下、当院）は、特定機能病 院として、神奈川県の県央地区の超急性期医 療を担っている。病床数は1200床であり、コ ロナ禍前の2019年度は、平均在院日数11.7日、 稼働率90%と高稼働であった。看護職員は約 1400人在籍し、例年150～170人の新人看護 職員が入職する。2020年度の新人看護職員は 168人、うち新卒の看護職員は151人であった。教育体制は、継続教育部門の専従者を7人配置 し、クリニカルラダーに則り、ラダーレベル別集合研 修の実施、新人看護職員研修の実施、各部署の 管理者との連携や教育担当者の支援を行っている。新人看護職員育成には、プリセプター制度を とっている。各部署には、新人看護職員とプリセプターをまとめて支援する教育担当者を1～2 人配置し、部署の管理者や教育専従者の支援 のもと、新人看護職員の育成を行っている。