東工取原油価格100ドル割れドル換算で約6ヵ月振り

摘要

東京工業品取引所は9月10日、TOCOMの中東産原油のドル換算価格が100ドルを割ったことを発表した。 東京工業品取引所ではこの日の立ち会いで、原油ドル換算価格（原油2番限終値ドル換算価格）が今年4月9日（99.94ドル／バレル）以来、約6ヵ月振りに100ドルを割り込む99.41ドルとなった。 TOCOMの中東産原油のドル換算価格は、東工取2番限終値（円建て）÷為替レート×0.1590で算出され、為替レートは、三菱東京UFJ銀行発表による仲値である。 TOCOMの中東産原油のドル換算価格は今年1月た80ドル台前半で推移し、その後は上昇基調を強め、同7月4日には上場来最高値となる141.43ドル／バレルまで上昇した。 だが、その後は米国、欧州をはじめとする世界的な景気減速懸念などから徐々に価格水準を下げ、約2ヵ月で40ドルを超え下落し、この日に100ドルを割った。 今年1月4日から9月10日までの東工取の中東産原油の価格は、最安値が1月22日に82.01ドル／バレル、最高値が7月4日に141.43ドル／バレルであった。