C重油7～9月期仕切基準上げ原油価格の回復による原料コスト上昇見通しで前期比値上がり

摘要

ENEOSは7月28日、本年7-9月期のC重油仕切り基準価格を特約店や大口需要家に通知した。通知された平水船京浜湾内持ち届けベースの仕切り基準価格は、主に電力会社が発電用燃料として使用するLSC重油（硫黄分0.3%、HPP=高流動点）が前期（4-6月）の決定価格に比べて7.770円/KL高い41，890円/1(レそして製紙会社などー般産業用のボイラー燃料等に使われるHSC重油(硫黄分3.0%、LPP=低流動点）が前期の決定価格比で9,450円/KL高い34,200円/KLの打ち出しとなった。原油価格など原料コストの上昇見通しを反映し、両油種ともに前期の決定価格に比べ値上がりである。