サウジアラムコがウクライナ情勢受けたロシア禁輸措置考慮で増産意向

摘要

サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは3月20日、2022年の設備投資を前年比約50%拡大する方針を示した。この日発表した2021年決算は利益が2倍以上に増加し、市場予想を上回り、サウジアラムコのナセルCEOがウクライナ情勢を受けたロシア原油の禁輸措置を受けて、サウジが増産する考えを示した。サウジアラビア政府は、3月20日に西部にあるサウジアラムコの石油関連施設 などが隣国イエメンの反政府勢力フーシ派により、ミサイルやドローンを使った攻撃を受けたが、迎撃したことに対して、生産設備などの損壊はなく、原油供給に支障はないと説明した。