東商取石油市場の価格指標提供を発表対象はガソリン、灯油、軽油、A重油、LSAの海上·陸上取引

摘要

東京商品取引所は12月26日、農林水産大臣と経済産業大臣から商品先物取引法第3条ただし書きの認可（商品取引所の兼業業務）を受けたことに伴い、石油製品に係る現物市場を開設し現物価格指標の提供を2017年1月11日から開始することを発表した。東商取は、石油製品（ガソリン·灯油等）は連産品という特性や季節要因及び天候の変動等により、需要と供給のアンバランスが生じることは、避けられず、こうした需給ギャップを調整する場として公設の現物市場を開設する ことは、東商取に課せられた産業インフラとしての役割を果たすものであり、また、これによる価格指標の提供は、来年5月に上場を予定している石油製品現金決済先物取引の決済価格としての活用と既存の石油市場の活性化に有用なものであるとの考えを示している。