INPEX下部ザクム40年問利権取得ウムアダルク油田の権益28％追加取得で比率40％

摘要

日本の中東での石油開発のうえで、生産量の飛躍的な拡大が期待される新たな動 きがあった。国際石油開発帝石は2月26日、子会社のJODCO Lower Zakum Limited社を通じて、UAEのアブダビ沖合に位置する下部ザクム油田で10％の権益比率で2018年3月9日から2058年3月8日までの40年間の利権を取得することについて、契約をアブダビ首長国最高石油評議会SPCとアブダビ国営石油 会社（ADNOC）と締結した。また、INPEX子会社のジャパン石油開発を通じて、ADNOCとともに原油生産事業を行っている同国沖合のサター油田及びウムアダルク油田において、INPEXは昨年の権益期限延長に関する基本合意に基づき、ウムアダルク油田の権益28％を追加取得し、いずれも40％の権益比率で権益期限を現行の2018年3月8日から2043年3月8日まで25年間延長することについてSPC及びADNOCと契約を締結した。