林内通信ソリューションを活用した取組紹介: 生産性の向上と労働災害予防を目指す: 生産性の向上と労働災害予防を目指す

摘要

昨今，スマート林業と呼ばれる取組が全国各地で行われており，スマート林業は3段階の取組に分けることができる。まず，①資源段階での資源量の高度化·共有化のために，航空測量や地上レーザーでの資源量を把握する取組が様々な形で行われている。②生産段階では高性能林業機械の活用や，最適造材支援のバリューバッキング，テザーシステムなどがある。③流通段階では需給マッチングの円滑化のためのサプライチェーン·マネジメント·システムが進められてきている。そこで，弊社では，資源段階と生産段階をつなぐためのソリューションとして，タブレット·スマートフォンで動作する林業向けソリューション「Soko-co Forest（ソココ·フォレスト）」を開発。また，生産段階と流通段階をつなぐための丸太検知AIアプリケーション「Log-co（ログコ）」を開発した。今回はその事例紹介および今後の展望についてご紹介したいと思う。