昭シの経常利益は過去最高粗利が激増、在庫評価益も貢献

摘要

昭和シェル石油の2004年度決算（2004年1月1日～12月31日）は、連結売上高が前年比6.5％増、営業利益が67.3％増、経常利益が62.2％増、当期純利益が88.8％減であった。 連結経常利益619億円はシェル石油と昭和石油が合併して昭和シェル石油として発足して以来の最高額である。 シェル·グループが業績の比較に使用している在庫評価の影響を除いたCCS（カレント·コスト·オブ·サプライ）ベースでは経常利益は前期比40億円増の404億円だが、やはりこれまでの最高額であった2001年の401億円をわずかながら上回っている。しかし、減損会計の早期適用により337億円を特別損失として計上したため、最終損益は減少し、24億円弱にとどまった。連結子会社は20社、持分法適用関連会社は14社。 持分法投資益は9億8,600万円（前期6億6,700万円）。