AOCHD、上流·下流とも好調減損会計適用しても大幅増益確保

摘要

AOCホールディングス（AOCHD）の2004年度中間決算（2004年4月1日～9月30日）は、連結売上高が前年同期比12.7％増、営業利益が62.4％増、経常利益が107.8％増、当期純利益が257.0％増の大幅な増収増益であった。 同グループは中間期から固定資産の減損会計を導入したものの、影響は軽微であり、上流、下流部門とも業績向上が著しい。 減損会計の早期適用により下流部門の富士石油が遊休土地の減損損失4億9,400万円を計上したが、連結決算では2003年1月の経常統合時に土地を時価評価していることから、減損損失はわずか9,100万円に圧縮されている。 連結子会社は11社、持分法適用非連結子会社は1社、持分法適用関連会社は2社である。