明暗際立つ12月期中間決算東燃ゼネラル·キグ石·帝石の業績

摘要

東燃ゼネラル石油、キグナス石油、帝国石油が2004年1～6月期の中間決算を発表した。 下流部門の石油精製·元売と上流部門企業の業績だが、原油や天然ガス価格高騰下で体質の違いが明暗を分けた。 下流部門では原油コスト負担増の回収がまだ十分に進んでおらず、販売マージンの縮小が目立つ。 東燃ゼネラル石油の場合には好調な石化部門の貢献が大きいが、石化部門を持たないキグナス石油の業績は冴えない。原油や天然ガスの販売価格上昇は上流企業にとっては追い風であるものの、買入れ原料の調達コストも押し上げられるので、帝国石油の決算は必ずしも楽ではない。