「SSストラテジィ 2004」②

摘要

SSの選別·淘汰が進んだ2003年度には、元売各社はさまざまな戦略を展開し、収益性の高いSS作りを進めてきた。 SSは単純セルフ、併設業態セルフ、併設業態フルが増加、量から質への転換を進め、顧客満足を図った。2年前にセルフは激増したものの、昨年は増加テンポがやや鈍化した。 弊社は今年も石油元売10社（新日本石油、出光興産、コスモ石油、ジャパンエナジー、昭和シェル石油、エクソンモービル、九州石油、キグナス石油、太陽石油、三井石油）を対象に系列SSのアンケート調査を実施し、SS総数、地域別SS数、社有SS数、全農系SS数、セルフSS数をはじめ、フルとセルフの併設業態やカード発行状況など、2003年度末時点の各社系列SSの業容と布陣について回答を頂いた。 前号の新日本石油、Ｊエナジー、コスモ石油の大手元売3社に続き、本号では、出光興産、昭和シェル石油の大手2社の系列SSの布陣と戦略を紹介する。