第59回東海?北陸支部総会シンポジウム:臨床検査における品質確保の現状と今後（2）ISO15189認定の現状と課題【抄録】

摘要

岐阜大学病院のISO15189は、2018年10月に審査を受け、翌年1月に認証を取得した。ISO15189認定取得に際しては、検査部（生理検査を含む）、輸血部、病理部での同時取得で、各部門の責任者やスタッフとも密な連携をとり、同じ方向性とモチベーションを保てるようにスタッフの配置転換も含め進めてきた。また各部門の進捗状況を部長に週ーペースで報告を行い、他部門とのバランスで差が生じている場合は、ルーチンの大員補強などで遅れを回避するなどの対策も講じた。また当院の部門間（検査部?輸血部?病理部）連携は同じフロアに全部門があり、何かあれば行き来しやすい環境であるのと、検査部、輸血部は同じ部長が併任しているためスムーズにとれた。さらに 病理部の先生方もゲノム医療でのISOの必要性をかなり意識され、非常に協力的であった。