採血ロボット開発への挑戦一熟練採血手技の可視化の観点から一【抄録】

摘要

超高齢化社会を迎え、各種検查受診者数が今後も増大し ていくことが予想される。より早く簡便に、かつ安全に採 血検査を実施することは、拡大する検査受診者や採血作業 者への負担を軽減する。各種検査の中でも採血検查は侵襲的なため、採血実施者 の手技の熟練度に依存して、危険度や採血効率が大きく影響を受ける。また、感染症患者に対しては、2次感染予防の ため非接触での採血作業が理想である。自動的に採血を行 う装置の利用により、採血業務の安全性向上と負担軽減に 寄与することができる。