ポスト京都の模索が本格化今こそ石油の高度化技術利用を

摘要

ハイリゲンダム·サミットは「2050年までに地球規模での温暖化ガス排出を少なくとも半減させるなどの欧州連合、カナダ、日本の決定を真剣に検討する」という合意を織り込んだ首脳声明を発表して6月8日に閉幕した。 超長期の極めて茫漠とした目標だが、京都議定書から離脱している米国や現状では温暖化ガス削減の対象とはされていない途上国の中国やインドも含めて世界全体でポスト京都の枠組みづくりに取り組む方向性がとにもかくにもはっきり打ち出されたわけだ。