横浜ベイブリッジ下路トラス桁の耐震補強の施工

摘要

横浜ベイブリッジは，1989年9月27日に開通した首都高 速道路高速湾岸線（空港中央～本牧ふ頭）のうち，横浜 港の入り口である大黒ふ頭と本牧ふ頭を結ぶ中央径間長 460m，全長860mの3径間連続鋼トラス斜張橋である（図 -1）．主構は上層に首都高速道路，下層に一般国道357号が 走行するダブルデッキトラス構造からなり，その主構を2 面のフアン型ケーブルで吊っている．下層の一般国道357 号は2004年4月24日に暫定2車線で供用が開始されている （図-2）．主要な固有振動モードの固有周期は，橋軸方向1 次の固有振動モードが周期7.8秒，橋軸直角方向1次の固有 振動モードが周期3.6秒であり，長周期構造となっている?