資源エネルギー有効利用技術開発事業の成果報告

摘要

この事業は、水産庁補助事業として農林水産業·食品産業等先端産業技術開発事業の環境保全型水産技術の開発（（研究成果実用化型）のうちの「資源エネルギーの有効利用技術の開発」に関する事業であり、「資源エネルギー有効利用技術開発事業」と称した。 本事業の発足にあたっては、事業の目的、事業実施期間、概算事業費等を示して造船所等に公募した。 目的：化石燃料を主要なエネルギー源としている水産業は、風力や太陽等の自然エネルギーの利用において、身近で好適な環境下にあり、また産業利用効率も高いため、他産業に先駆けて利用する技術を開発し、自然と共存する水産技術を確立する必要がある。 このような視点から、風力エネルギーを利用した硬帆による省エネルギー型漁船の設計及び復原性·耐航性等の安全性に関する指針が作成されるなど研究成果が報告されている。この国立研究所研究成果に基づいて、風力エネルギー（軟帆等の使用）と化石エネルギーを併用したハイブリッド型漁船の利用技術の開発を行う。