空調設備の性能検証（コミッショニング）の取り組み

摘要

地球温暖化対策促進としてのCO_2排出量削減や、東日本大震災以降の節電要請、エネルギーコストの高騰など、建築設備のエネルギー消費を低減する努力は継続して求められている。節電対策などは、緊急避難的に照明の間引き、冷暖房の設定温度の緩和や、空調換気設備の運転停止など単純な取り組みが多く、高温多湿になり、熱中症などを誘発する危険が潜む。空調設備などは、性能の良い設備を導入しても、本来の機能性能をあまり引き出していない例が散見されるが、適正な機能性能を導きだし検証することで、省エネ効果をもっと．導きだせると考える。