脱ステム屋からみた良生産·悪い生産--第2回：良い生産と悪い生産

摘要

良い生産とは何だろうか、悪い生産とは何だろうか。 人の働きや努力にそれほどの違いはない、部材の購入原価にそれほどの差があるわけでもない。にもかかわらず同業他社の間で大きな差が出てくることはよく見かけることである。 海外生産移転に伴い、高機能、高付加価値の製品製造が国内中心となった結果、生産形態は以前にも増して複雑になっている。 この現象ははますます顕著になっていくのではないかと筆者は考えている。 高機能、高付加価値製品を安く早く作る、国内製造業の生きる道はここにあるからである。