（製品と技術）－ステンレス配管のプレハブ加工管＜ステンレス配管の配管部材加工管について＞

摘要

ステンレス鋼管がはじめて建築設備、水道施設の配管材料として使用されてから25年以上が経過しています。 ステンレス配管は、リサイクル及び環境ホルモンの環境問題から優位なこと、ライフサイクルコストを含めたコストの問題からもそれほど高価ではないことから需要が伸びている。ステンレス鋼管の小口径管接合は、プレス式、圧縮式、ドレッサ形スナップリング式、グリップ式、拡管式、フレア式、差し込み式、カップリング式、ハウジング形などのメカニカル式管継手が一般に使用されており、管の寸法、使用目的、配管条件などにより適切な接合を選択して決定している。 ステンレス鋼管の中·大口径管接合は、通常60Su以上であって、溶接接合が用いられる。 溶接接合は、建築現場においても施工できるが、管が肉薄であることや作業環境が必ずしも良くないので、溶接作業がかなり困難を伴い、たいへhな熟練を必要とする。 このため、一般には工場で管にチーズ、エルボ、レジューサ等を溶接して、フランジ接合方式によるプレハブ加工管（配管部材加工管）を製作し、それらを現場へ搬入、ボルト締めの接合で接合作業が完了する方式が取られている。 以下には、ステンレス鋼管の中·大口径管のプレハブ加工管の概要について説明する。